バイトでまとまったお金がたまってきたので、なんか買おう、と思ったんですが、いざ買うとなると、迷う迷う。
そもそもYAMAHAのヴァイオリン・セットを買うために貯金してたはずなんだけど、やっぱりちょっと無難すぎるかな、という気もする。どうせなら、もっとマニアックな楽器を買ってこそ、私じゃないか、と(笑)。
で、いろいろ調べて、いくつか候補があがりました。
1.7弦バス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ?)
「耳をすませば」で、西司郎氏が弾いてたやつです(笑)。6弦ヴィオールのデュオをクラシック倶楽部で観て、とてもかっこよかったので、死ぬまでには絶対弾くと決めた楽器。
古楽器専門店Early Music Shopでみると、安くて25万から。ただし、弓とケースがいるので、+10万はかたい。
今回の資金ではとても無理。
2.タブラ
インドの打楽器。シタールとよく競演する。太鼓型の楽器ではおそらくもっとも演奏が難しい。左右合わせて7つくらいたたき方の種類があって、複雑な拍子のリズムパターンが非常にかっこいい。サスティンが非常に長いのも特徴。
ティラキタやタブラカタブラで見ると、3万から7万くらいが相場。予算的にはOKだが、いかんせんリズムだけなので、ソロだと寂しいという、結構な欠点あり。
3.サーランギ
インドの擦弦楽器。シタール、タブラについで有名なインドの楽器。弓で奏するのは3弦で、共鳴弦が20本くらいついている。共鳴弦はシタールと同じような調弦で、指でも奏する。嬉しい(ここで若林氏の演奏が聴けます)。
ティラキタで値段は8万くらい。予算はややオーバー。
見た目がかっこわるい(笑)のと、情報源が非常に少ないのが問題点。演奏は難しいらしい。
4.ニッケルハルパ
スウェーデンの擦弦楽器。複弦が4セットあり、キーを押して音程を変化させる。ギターのように抱えて、縦に弓を動かす変わりもの。フィドルと競演する?Vasenの演奏が非常にかっこいい(ここでVasenのニッケルハルパ奏者の映像が見れます)。
値段は不明。売ってないんだもん(泣)。おそらく個人レベルの工房で作ってるので、ウン十万はするかと。また、情報源も非常に少ない。
5.ハルダンゲル・ヴァイオリン(ハーディング・フェーレ)
ノルウェーの擦弦楽器。構造はほぼヴァイオリンと同じだが、共鳴弦を持つ。指(左手)で弦をはじく奏法と重弦の多用が特徴的。ヴァイオリニスト?の山瀬理桜女史によって知名度上昇中(私もこの人で知った)。(ここで山瀬女史の演奏が観れます)
比較的有名なわりに、情報が少なく、値段の相場もわからない。装飾が多いし、ヴァイオリンと同程度(以上?)の工作技術が必要そうなので、高価な気がします。
ほかにもいろいろ見たけど、少ない資金使っても欲しい!と思えたのはこの4点。やっぱり擦弦楽器好きなんだなあ(笑)。あと、複弦や共鳴弦などのコーラス効果も好きなようです。
でも、現実的に考えると、やっぱりタブラが有力かなあ。
今回、特に下記2つのサイトが大変参考になりました。どちらも素晴らしい内容です。
・朝日マリオン・コム内のコラム「民族楽器の旅」
世界の民族楽器とその奏者の紹介。日本人奏者が中心。すべての楽器について、演奏の映像があるのが素晴らしい。CD紹介もあり。ページ右下にバックナンバーがあります。
楽器マニアには有名な(笑)若林氏の民族楽器紹介。楽器種別・地域別にわかれてわかりやすい。演奏は短いながらも「楽器名を言う→一音づつ弾く→その地域の音楽を演奏」というライブラリーの名にふさわしい内容。ただ、まだまだ制作途中(全部一人で演奏してるんだから当然だ(笑))なので、今後により期待。