最近、授業で読んでいる文献で、図書館のサイトの利用が(学生を除いて)少ない、という記述がよくでてくる。
もう一つ、私は普段よく行く県立図書館について、閉架でいい本がたくさんあるのに、キーワード検索やNDC指定の検索しかできない、というのはとてももったいない、と思っていた。
そこで、こんなのを考えてみた。
トップページは一言でいえば「Yahoo!風」。
つまり、よくあるポータルサイト風。
上の方には簡単に検索できる検索窓があり、その下に特集ページ - 例えば月ごとにテーマを決めて本の紹介など - へのリンクがあり、その下にはカテゴリ別のリンクがある。
カテゴリはNDC(日本十進分類法)をそのままつかってもいいだろう。カテゴリ名をクリックすると、サイトへのリンクのかわりに、その図書館が所蔵している本のリストが表示される。貸出数の多い順などで並べるとよいだろう。もちろんより細かい分類をクリックすれば、どんどん本は絞られてくる。一般のポータルサイトが提供するリンクより、NDCによる分類のほうが、ヒット率は上回るだろう。
ここから予約が出来たり、配架場所(詳しく!)がわかったりはまあ当然として、本の表紙画像と、内容の概要、目次が見られれば言う事はない。図書館内の端末なら、書庫出納が申し込めればなおよし、といったところか。
表紙画像、概要や目次は、作成するのが大変かも知れないが、amazonにできることが出来ないとはいわせない。amazonの情報はMARCに依っている場合もあるのだからなおさらだ。あとは全国的な図書館のネットワークを利用するんですな。
これだけのサイト(画像、概要、目次以外は、それほど手間のかかるものではない)を持てば、図書館利用の量・質ともにいくらか向上するのではないかと思うが、どうだろう。
(あと、あんまり関係ないが、ILL(図書館間貸借)がWebから申し込めないのも不便で仕方ない。それをやりだすと、手間が増え、予算も圧迫するからだろうが、だからってなあ・・・)