最近、立場上、活字を読む事が多いのだが、その度に文章の作りが気になる。
今日読んだのは、大学教授の書いた本。
何度も論文を書いているであろう、大学教授の書く文章など、さぞ整合性がとれているだろうと思っていたのだが、句読点の位置がおかしい、主語と述語は対応していない、同じ接続語を連続して使う、などなど、文章の基本が全くもってなってない!
(というか、私なんぞにここまで突っ込まれる本が出版されていていいのか!)
綺麗で読みやすい文章を書くには技術が必要である。その技術は(自然に身につける場合もあろうが)訓練で充分身に付くものではないかと思う(無根拠だけども(笑))。
ここで思い出して頂きたい。皆さんは、いままで、文章の書き方について、ちゃんと学んだ事があっただろうか。殆どの人は無いだろうと思う。
私は大学で、論理的な文章の読み書きをする講義を受けたのだが、そこで初めて、自分の文章の稚拙さに気付いた。それまでは、読みやすい文章と、読みにくい文章の違いすらわかっていなったのだ。
これが、私だけの経験なら、笑って(笑われて?)済ませられるのだが、大学教授(勿論一部のね)ですら、未だ出来ていないのだから、かなり多くの人が、読みやすい文章を書くための訓練を、一切行っていないと推察される。
そして私も、未だ自分で満足できる文章が書けているとは言えない。
折角、義務教育で国語を学ぶのだから、文章の書き方くらい、学校で教えるべきだと思うのだが、どうだろうか。