旋律から曲名を検索するWebサービス。

いわゆるクラシックの曲名というのは「交響曲1番ホ長調」などのにべもないものが多い。そのために、ふと口ずさんだメロディの曲名が思い出せずうんうん悩むというケースが多々ある。

世には「音楽テーマ事典」なんてものが出版されていて、旋律から曲名を引くことができる。普通、音名だけでなく、階名からも引けるので、絶対音感がなくても、そこそこの相対音階があれば引ける。

ただ、やっぱり図書館に行って巨大な事典を引くのはなかなかに面倒である。

2、3年前には日本の個人の方が提供してたWebサービスで、Classical Music Searchというのがあって、Javaで作られたピアノの鍵盤をクリックして音名(あるいは階名)を入力し、検索することができた。よく利用していたのだが、いつからかサービスをやめてしまったようで、なんとも不便に感じていた。

もう自分でWiki形式のを作ったろかいなとも思っていたのだが、どうもその必要はなさそうだ。

MusipediaはFlashで作られたピアノの鍵盤をクリックして曲を検索してくれるWebサービス。特徴的なのは音の長さも考慮すること。音程もリズムも合っていればヒット率が高まるし、どちらかを重視して検索することも出来る。

また、鍵盤をクリックする以外にも、旋律の音の上下(前の音から上がるか下がるか)の入力、ピアノロールでの入力、キーボードをタップしてのリズム入力(これ楽しい)と、様々な検索方法が用意されている。

検索結果には楽譜が表示され、クリックすればMIDIデータが再生される(ほかにもいろいろリンクがあるが、ちょっとうっとうしい)。

ABOUTを流し読みしたところ、メンバー登録すれば、旋律の追加・編集も可能らしい。

うーん、いい感じだ。ちょっと見た目がこなれないけど。

ちなみに、いわゆるクラシック以外の曲も検索対象として含まれているみたい(なんか検索したときにBeach boysが出てきた)だが、まだあんまり登録数は多くなさそうなので、その辺に詳しい方は是非登録して下さい。

著作権どうなってんのとちょっと思ったが、フェアユースだからOKということだろうか。楽でいいなあ。

余談だが、「Musipedia」をGoogle検索すると、オフィシャルがなんと36位(2008/6/20 13:01現在)。ブログでの言及とか、Wikipediaが上位に出てくるので、そこからたどることは出来るのだが、なんともなあ。Googleの過信はいかんなあ。