情報リテラシという言葉をご存じだろうか。
リテラシ(literacy)=読み書きする能力で、すなわちコンピュータや、そのネットワークを利用して、情報収集と発信を行う能力の事を指す。最近では、学校教育の一環として情報リテラシ教育の必要性が叫ばれている。
情報リテラシは、狭義には、コンピュータの操作や、検索ツールの使い方などを指す事が多いようだが、より重要なのは情報を取捨選択し適切な情報を発信できる能力であると思う。
ネットは千差万別、玉石混淆な情報の大海である。適当なキーワードでググってみればよくわかる。特に汎用的・一般的なキーワードでは、必要とする情報はなかなか得られない。
情報はあるが、得られないというのが情報社会の抱える問題だ。また発信の側に回ると、著作権、ネット上の倫理(ネチケット・・・て、最近言わんなぁ)、虚偽情報の発信など、問題は山積みである。
特に収集・発信ともに、その問題に気付きにくいのがネットの特徴だ。情報が膨大すぎる上に、かなり自由に発信できるため、誰もチェックができないのだ。そのため、不適切な情報と知らずに、収集・発信してしまう事がままある。
で、ブログである。ブログの流行により、情報の発信はさらに手軽になり、情報は膨大になった(よくGoogleでブログがひっかかりますよね)。無根拠な情報、違法性のありそうな情報もよく見られる。情報リテラシの必要性は更に高まっているようだ。
ただ、ブログの流行によって、むしろ情報リテラシが高まるという気もする(もともとそういう論旨で書き始めたはずなのだが(苦笑))。
お気に入りのブログに書かれている事は(こと趣味・嗜好に関する事は)信頼できる情報だろう。情報のフィルターとしてブログを利用できるわけだ。
発信するにしても、ニュースサイトにリンクを張って根拠を示すなど、信頼できる情報発信のトレーニングになる(すれば、の話)。情報教育の一環として、ブログを書いてみる、というのもなかなかおもしろいかと。
ところで、ブログの副産物として、文章の練習になるというのがある。もう毎回毎回記事書くたびになやむなやむ!最後の方はいやになって、ろくに推敲もせず載せてしまうわけで。まあ、そういうわけで、自らの情報リテラシ向上のために、いいブログが書けるよう精進します・・・(なんやそら)。