ちょっと前に、ふと絵が描きたくなって、スケッチブックを引っ張り出して、その辺におちてた冊子の表紙にあったトム・ハンクスの写真をデッサンしてみた。
雑だし、似てないんだけど、20分くらいで描けたのでなかなかおもしろく、その後毎日一人写真をデッサンしていたら、そのうち絵が描けるようになるのでは?と考えた私は、兄と母を巻き込んで、「一日一人」写真デッサンをはじめたのでした。
・・・結局5日間で止まっているものの、個人的には気に入っているものもあるので、せっかくだからスキャンしてみた。ちなみに絵の脇のセリフは兄によるもの。
二日目、映画「ロード・オブ・ザ・リング - 二つの塔」からガンダルフ(イアン・マッケラン・・・ってサリエリの人だったのね)。トム・ハンクスを描いて、あるていど歳いってる方が描きやすいと気づき、いい感じのじいさんをさがしてこれに。素材はDVDのパッケージなので、ちっちゃいけど、陰影がわかりやすくてよかった。所要時間1時間未満だったはず。
三日目、指揮者のロリン・マゼール。雑誌「サラサーテ」の写真より。ガンダルフでじいさんに味をしめたので、音楽家ならじいさんの写真があるだろうと探してコレに。顔の凸凹、シワ、強い陰影がたまらん。書き込むたびにどんどん老けていくのが面白い。で、描いてる途中「ぬらりひょんみたい」というありがたいコメントをいただき、急遽ぬらりひょんにあい成りました。所要時間1時間くらい?
四日目、ギタリストのアル・ディ・メオラ。「Splendido Hotel」のLPジャケットから。じいさんはもう堪能したので、濃いめのおっさんが描きたくてコレに。メガネもおもしろそうだったし。この時、指でぼかして肌を塗る手法を思い出して使ってみた。顔は似なかったけど。所要時間1時間半くらいだろうか。
五日目、映画「スター・ウォーズ - エピソードIII」のアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)。アル・ディ・メオラを描いて、シワや凸凹が少ないのもいけそうだと思ったので、いままで避けていた若い男前を描こうと決心。素材を探したところ、この映画のDVDのパッケージにいい顔があったので決定。だいぶ、鉛筆(シャーペン)の使い方が分かってきたのと、ぼかし、さらに新兵器「練り消し」により、これまでの集大成+αな感じに。なかなか表情が出ないのに苦労したとはいえ、大幅な書き直しもないのに所要時間2時間超え・・・。さすがにつかれました。
ちなみに、この5点で使った画材は、ぺんてるの製図用シャープペンシル「GRAPHLET」の0.7mm(芯の硬度はB)一本のみ(アナキンのみ練り消し使用)。これが鉛筆みたいに使えて、かつ鉛筆より手軽(芯の太さが一定の範囲なので)で、えらい便利。そこそこ太さがあるので、傾けたり、側面だけへらして先を鋭くしたりすれば、かなり多彩な線が引ける。ちなみに楽譜書くのにも同じモノを使っている。
またなんか書いたらアップします。