辞書を片手に。

昔は、自分の語彙が少なかったので(たしか高校生くらいまで「語い」って何だと思ってた)、国語辞典を傍らにおいて本を読んだりしていた。

今は当時よりは語彙が多くなったとはいえ、軽い文章を読むことが多いので、辞書を引く習慣はすっかりなくなり、電子辞書ですら引くのが面倒になってしまった。

そんな私にぴったしなGreasemonkeyスクリプト。

Altキー(別のキーにも設定可)を押しながらマウスで文字列を選択すると、複数の辞書サイト/検索サイトを横断検索して、結果を表示してくれるスクリプト。

この説明だけだと良さがわかりにくいけど、実際使ってみると、ストレスなく引ける(検索するというより辞書を引く感覚に近い)のがすばらしい。ページ遷移無いし、数秒で、しかも平行して引いてくれるし、見終わったら元々のページワンクリックで消えるのも良い。日本語と英語を判別して、それぞれ検索するサイトを設定できるので、日本語・英語両サイトで非常に便利に使える。まだ試していないが、文章の翻訳サービスも利用できるらしい。

これだけストレスなく使えると、次々と意味があいまいな語を調べて読めるので、文章の理解も深まるし、語の勉強にもなる。コンテンツは他頼みだし、ものすごい技術を使ってるわけではないけど、いいインタフェイスを作ることで、ユーザの行動まで変えてしまうというのは、なかなか興味深い。

これのためだけにFirefoxインストールしても損はないよ、と言えるくらいオススメです。


以下、導入についてのメモ。

Greasemonkeyスクリプトなんで、当然Firefox+Greasemonkey必須。

スクリプトの導入もちょっとややこしいので、上記ページのビデオをよく見ながらやって下さい。

「初期化してください」ってところで、右下でなんかやってるのは、Greasemonkeyのおサルのアイコンを右クリック→ユーザスクリプトコマンド→Fast look up JP and EN - reset settingをクリックするみたい。

私の環境ではAlt+Yでメニューを出したら黒っぽいボックスしか表示されなかったので、ブラウザ再起動してAlt+Yでちゃんと表示されました。