JavaScriptによるハーモノグラフ・シミュレータ「Harmonograph.js」をアップデートしました。
今回追加した主な機能は2点、いずれも高品質な画像を出力するためのものです。
画像サイズの指定
これまで画像のサイズは400x400pxで固定でしたが、任意のサイズ(縦横比は1:1固定)で描画することが可能になりました。描画中は今までと変わらないように見えますが、保存したり、新しいウィンドウで開いたりすると、指定したサイズで表示されます。
描画精度の指定
上記の機能追加で大きな画像を作れるようになると、線のガタつきが目立ったため、描画精度を指定できるようにしました。精度の値を上げると、描画速度は遅くなりますが(精度が2倍になると速度は1/2になる)、滑らかな線が描けます。逆もしかりなので、精度を下げておおまかな形を把握してから、精度を上げて綺麗な画像を再度描画する、といったこともできます。
そのほか、描画方法の改善、コードの整理、語句の変更など細かい修正も行いました。
なお、今回のアップデートにあたり、株式会社パンセ・ア・ラ・ミージック様から制作費をいただきました。自分の作ったソフトウェアがお金になるのは初めての経験で、非常に嬉しく思います。この場を借りてお礼いたします。
また、同社発行の音大・音高受験情報誌「パンセ・リポート」No.194には、Harmonograph.jsで作成した純正律・ピュタゴラス音律・平均律・中全音律それぞれの音程のハーモノグラフが掲載されています。ここまで活用してもらえるとは・・・。