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現代美術
「万華鏡の視覚」展に行ってきました
- 2009年5月19日 12:07 AM
- 未分類
この土曜〜月曜は所用で東京に行ってました。
で、せっかくなので森美術館でやってた「万華鏡の視覚」展を見てきました。前にも書いたけど( 『「版」の誘惑展』に行ってきました。)、美術館でいいもの観ても、忘れちゃうのでメモメモしときます。
各作品の終わりにつけたリンクはloftwork.comの『万華鏡の視覚』展フォト&ブログレポートによる各作品の写真。
ジョン・M・アームレーダー「グローバル・ドームXII」(2000)
暗い部屋に吊されたミラーボールが12個(6個×2列)。
普段、大音響の空間での盛り上げ役であるミラーボールが、整然と並び、静かに光を反射している。
壁にうつる小さな光点は微生物のようにも見えた。
ジム・ランビー「ゾボップ・ゴールド」(2000)
床1面にビニールテープを張りつめ、縞を基調とした幾何学模様を描いたもの。
新日曜美術館アートシーンでみた、原美術館の「ジム・ランビー/アンノウン・プレジャー」展が見たかったなあ、と思った。
- Jeppe Hein 《Reflecting Object》2006 on Flickr – Photo Sharing! ほか
リンク先の写真の銀の球体はイエッペ・ハインの「反射する物体」(2006)
スゥ・ドーホー「門」(2003)
透ける素材の薄い水色の布を縫って、立体的に形作られた、中国風の門(作家の実家の門だとか)。
細かい意匠まで丹念に作ってある(めんどくさそう!)。
たぶん実物大くらいで、かたちもリアルなんだけど、透けて見えるし浮いてるしで非現実感がある。
なんとなくSFぽい。
マシュー・リッチー「家庭菜園」(2001)
いろんな素材に描かれたおなじモチーフ。
彩度低めの陰影のない色で描かれた、抽象化された自然物の集合みたいなもの。
そこに光合成やセントラルドグマの式が、ホワイトボードの走り書きみたいに描かれてる。
今回の展覧会で一番好き。理系好みですかね。
ポール・ファイファー「生きている悪霊(Live evil)」(2002)
4×3cmくらい?のちっちゃいディスプレイが壁に設置されてる。
そこに白黒の、なんか気持ち悪い、人形というかほんとに悪霊みたいなものがうねうねと動いてる。なんだかすごく気持ち悪い。
が、種明かしをすると、マイケル・ジャクソンのダンスのビデオを加工し、体の正中線から半分をもう半分にコピーしたものらしい。単純な処理がめざましい効果を呼んでて面白い。
ディスプレイが小さいからか、ビデオ特有の質感がなく、現実感がある。
これも「家庭菜園」と並んで好きだなあ。
- (写真なし。残念。)
以下、帰りにミュージアムショップ(六本木ヒルズ アート アンド デザイン ストア)で買ったもの2つ。
リンク先は作家のWebサイトの該当ページ。
seto 「Eater-bean(S) light-gray」
口を開けた姿がかわいい!閉じてもかわいい!
furnish 「ring+」
フェルトでできた指輪。収納されてる姿がかわいい!出してもかわいい!
・・・結局、美術館に行っても、かわいいもん買って帰るのか、わたしゃ。
『「版」の誘惑展』に行ってきました。
- 2008年8月6日 1:47 AM
- 未分類
名古屋に用事があったので、ついでに名古屋市美術館に寄って『「版」の誘惑展』に行ってきました。
美術展に行って「お、この作家/作品いいな」と思ってもすぐ忘れちゃうので、特に気になったのをいくつかメモしときます。
設楽知昭「鏡ヨリモノタイプ(手と目/頭部・胸)」(1989)
楕円の鏡に特殊なインク(パンフには「カーボン(炭素)をリンシード(亜麻仁油)で溶いた絵具」、とある)と、特殊な印刷法(同じく「雁皮紙を載せて、さらに和紙を裏打ちして、それを鏡から引き剥がす」)で制作された、一点もの(モノグラフ)の版画。
通常の版画技法・絵画技法では出なさそうな、インクの筆致がおもしろい。
10点あるが、いずれも同じ鏡(これも展示されていた)を使い、異なる図像を描いて(?)いる。
河原温「百万年?未来」(1982)
ハードカバーに装丁された数冊の本。背には「ONE MILLION YEARS」の文字。
中は作家自身がタイプし、コピーした西暦年号がびっしり百万年分(たぶん)。
「928653AD」なんてのを見て、絶対存在しないだろう未来に思いを馳せるのは楽しい。
デイヴィッド・ホックニー「6つのグリム童話のための挿絵」(1969)
タイトルのとおり、本の挿絵。エッチングとアクアチント。
なんか好きな絵。文章と合わさることで両者がより引き立つ、挿絵の鑑。
藤本由紀夫「PRINTED EYE」(1988)
机に置かれたファインダー(いやどうみてもカメラのフラッシュなんですが)を覗くと、なんか文字らしきものが見える。で、横にあるスイッチ(いやどうみても発光スイッチなんですが)を押すと、覗いてるところでフラッシュが発光して、さきほど見えた文字が視界に浮かんでくるという恐ろしい装置。
展示の締めくくりに来場者に「印刷」していくというのは、なかなか粋な計らいですね。
あと今回、パンフレットがかなり凝ってた。普通、美術展のパンフって、1枚っぺらか2つ折のペラペラの色紙に展示作品リストが載ってるだけ、というのが多いけど(別にそれで十分なんですが)、この展覧会では、ほぼA5版で全26P中綴じのずいぶんしっかりしたものをくれた。
中身も、簡単な見どころ紹介と、割と細かい解説に分かれてて読みやすい。趣向としては、よくある子供むけのガイドに近いけど、細かい解説がついてるとだいぶよいですね。
いま書いてて思ったんだけど、美術作品の典拠ってどうやって示すんだろ。作家名・作品名・作成年でいいのかな。
でも、それを見た人はどうやってアクセスするんだろうか。作品集や展覧会図録が出版されててそれに載ってることがわかれば、それを引けばいいけど、今回みたいに展覧会図録が作られない場合もあることだし、一度も出版物に載ってないものってかなりの数あるんじゃないか?
それでもまだ、美術館蔵のものは、その所在を示せばなんらかのアクセスはできるだろうけど、個人蔵のやつはどうするんだろ。でも、美術館はその個人蔵の作品を借りてきてるわけだから、なにかしら作品の所蔵情報は持ってるんだろうな。
あ、ちなみに上に挙げたものでは設楽氏・藤本氏の作品が個人・作家蔵、河原氏・ホックニー氏の作品が名古屋市美術館蔵だそうですよ。
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