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CiNii Web API コンテストに先走る

NIIがCiNiiのAPIを使ったWebアプリケーションコンテストを開催するらしい。

APIを提供するだけでなく、こうして利用を促すのはとても良いですね。

で、CiNiiのAPIが使えて何が作れるだろうと考えて、とりあえず、Googleの検索結果ページに、同じキーワードでCiNiiを検索した結果を表示してみようと考えた。

そして、できたのがこのGreasemonkeyスクリプト。

こんな感じで表示される。

cinii - Google 検索

検索語にクリーンヒットする論文は多くないけど、普段目にしない論文がひっかかってきたりして結構おもしろい。常用するかは微妙なとこだけど。

で、お気づきの方も多いと思うが、これは、Greasemonkeyスクリプトであって、Webアプリケーションではない。よって、今回のコンテストには応募できず。作り終えてから気づいたよ。馬鹿ですいません。

まあ、ほら、API使ったらこんなことできるよー、ってサンプルだと思ってください。これくらいのものなら1、2時間でできるし、レスポンスも早くてびっくりですよ。

追記: 応募しました (2009/07/07)

当エントリーのはてブコメ(移転前のURL。つらい。)で、別にGreasemonkeyスクリプトでも応募していいんじゃないかという、ありがたいお言葉をいただいたので、応募してみました(もうコメントもらってから2週間以上経ってますが。どんだけカメなんだ、私)。まあ、NIIの方に判断してもらったらいい話ですよね。

開発者登録は所属やら電話番号とかあるので、一応匿名の身としては怖じ気付いたけど、名前(ハンドル)とメールアドレスだけでも問題なく登録できたので、匿名のプログラマも安心ですよ! (ってことを開発者登録のページにも書いといたほうがいいと思う)

図書館関係Greasemonkeyスクリプト各種

今までに作った図書館関係のGreasemonkeyスクリプト各種をUserscripts.orgにアップしました。

今回アップしたのは以下の7つ。

匿名性があやういラインナップですね。

ほんとは、他の図書館で使えるように解説入れたほうがいいんだろうけど、もうめんどくさいのでとりあえずアップします。所蔵の有無を調べるものは、NCIDかISBNでOPACを検索して、ヒットしなかった際に表示される文字列が含まれるかどうかで、判定しています。JavaScriptわかる人なら改造は容易なはず。

なお、2つめと4つめは対象図書館のOPACにかなりたくさんリクエストを送るので、あんまりヘビーユーズすると迷惑かと思います。ちょっと重いかな、と思ったら無効にしておきましょう。あんまり負荷が大きいようだと、UserAgentとRefererでアクセス拒否されるようになるかもしれません。

OPAC側も、複数のISBN/NCIDで一括して所蔵の有無とURLを返してくれるAPIを作ってくれると嬉しいんだけどなあ。

追記(2009/04/14)

いくつかのスクリプトでPlatypusが必要となっていたのを修正し、Platypusなしで動作するようにしました。ついでにいろいろコードを整理しました。

追記(2010/09/17)

Webcat Plus の仕様変更に伴い、上2つは動作しなくなっています。特に2つめは書誌へのリンクからNCIDが無くなったため、Webcat Plus 側が変わらなければ修正しようがありません(URLに含まれる無意味なIDとNCIDのマッピングをすれば可能だが、だいぶ大変)。

機関リポジトリ向け著作権ポリシー更新情報Pipe

今回の記事は、日本で、機関リポジトリの著作権関係の処理に携わってる人にしか役に立たないかと思います。多くて100人くらい?ニッチですね。

なので、細かい説明は省きます。何言ってるかわからんて人には必要のない情報です。


SHERPA/RoMEOSCPJNII-ELSコンテンツの機関リポジトリへの提供許諾条件一覧、の3つのサイトの更新情報をまとめて見られるPipeを作りました。RSSでチェックするのがオススメです(リンク先の「Get as RSS」からRSSのURLが得られます)。

これらの情報は重要なのに、更新に気づきにくいと感じたので作ってみました。

過去に公開できないと判断したものが、条件が変わって、公開できるようになってたり、あんまり考えたくないけどその逆があったり、ということに対応しやすくなります。新しく公開できる雑誌が判明したら、学内の先生方がその雑誌に書いてないか調べたりもできますね。

ただし、あくまで勝手にやってるだけなので、更新情報載せてるページのHTMLが変わったりすると、正しい情報が得られません。公式に提供されるのは時間の問題だと思うので、それまでのつなぎとしてどうぞ。

PORTAのPHPサンプル数種。

先日の記事(PORTAのAPI使ってみた、けど。)のあと、いろいろ試してようやくまともに書誌情報が取得できたので、報告します。

解説すると長くなるので、とりあえずPHPのサンプルを各種。プログラマー各氏にはこのほうが話が早いかも。

FC2ブログの仕様上、拡張子がphpだとアップ出来ないのでtxtにしてます。

PORTAへのリクエストでは、書誌情報のスキーマがdcかdcndl_portaか選べ、そのパッキング方法をxmlとstringから選べる。はじめどれがいいかわかんなかったので、都合この組み合わせ4つのサンプルを用意した。

また、先日の記事の追記でも書いたけど、PHPのSimpleXMLだと名前空間の扱いがめんどくさいので、名前空間付きの要素名を適当に置換するバージョンも2つのスキーマ向けに作った。

結局、最後のやつが一番使いやすい気がします。

あと、おまけ。

にしても、dc:identifierの種類が属性を参照しないとわからんとか、全角英数字を使ってるとか、複数の著者名と役割表示が1つの文字列にまとめられてるとか、Amazonに比べると扱いにくいこと扱いにくいこと。既存の目録規則やDublin Coreにとらわれずに、もっとまともな構造のデータで出力してくれると嬉しいんだけどなあ。

PORTAのAPI使ってみた、けど。

最近、更新してないなーと思ったので、いつもなら記事にしない程度(というか段階)の内容。

いま、蔵書管理のためのWebサービス(SocialtunesLibraryThingみたいなやつだ)を試作してて、書誌情報をどこから取ろうかと考えた結果、amazonを主に、NDL(国立国会図書館)を補助として使うことに決めた。

NDLだけでは最新の図書の書誌情報が得られず、amazonには古い図書の情報が少ないというのが主な理由だ(ほかにもNDLにはシリーズやNDCなんかの情報があったり、書誌情報の信頼性・正確性が高いというのもある)。

もちろんWebcat/Webcat Plusも考えたが、APIとして公開しているものがなく、HTMLからの抽出は、処理の重さや信頼性、あとマナー的にもどうなのということで断念。はやくAPI作ってくださいな・・・。

WorldCatLCも視野に入れたけど、労力の割にそれほどメリットもないので、今回は無視。NDLがWorldCatに情報提供してれば使ったかもなのになあ。

で、amazonのAPI(Amazon Associates Web Service)は超有名なだけあって、簡単に使えた。

PHPのサンプル探してたら、こちらのページがわかりやすかった。

で、今度はNDLがやってる電子リソースポータル「PORTA」(今回はNDLの所蔵データベースしか使わないが)のAPIを使ってみた。※APIについてはPORTAの「このサイトについて」から「外部提供インタフェースについて」で見られる。なんでパーマリンクがないんじゃあ!

なんかSRU(Seach/Retrieval via URL;LCの作った検索プロトコル。URLでリクエストしてXMLでレスポンスがくる)はともかくSRW(SRUのリクエストがSOAP仕様のXMLになったやつ)の情報があまりにも少なくて、なんでSRUを採用しないのかちょっと理解に苦しむところではあるが、まあそれしかないんだから使うしか仕方ない。

で、以下のコードで、一応結果のオブジェクトは返ってくる。

<?php $client = new SoapClient("http://api.porta.ndl.go.jp/servicedp/services/SRWDp?wsdl"); $q = '(title = architecture) AND (dpid ANY "zomoku zassaku okayama")'; $req = array('version' => '1.1', 'query' => $q, 'startRecord' => '1', 'maximumRecords' => '200', 'recordPacking' => 'string', 'recordSchema' => '', 'sortKeys' => 'title,,1'); $result = $client->searchRetrieveOperation($req); print_r($result); ?>

しかし、返ってきたデータを見てみると、肝心の書誌情報が入っているrecordDataオブジェクトの中身がなぜか空。ヒット数とかはPORTAのWebで検索したときと同じなので、いいとこまでいってるとは思うんだけどなあ。

ちなみに渡すパラメータが足りないとエラー(java.lang.NullPointerException)が返ってくる。省略可能なのもあるし、仕様書で「設定されない場合」とかあるやつでも省略不能っぽいのもある。

ところで、このAPI、公開されてそこそこ日が経つけど、誰か使ってるんやろか。情報すくないんだよなあ。

ちなみに、今回、開発はWindows上でxamppを走らせてやってます。xamppはApache、PHP5、MySQLやらが一気に使えて(しかもPortable)たいへん便利。ただ、ドライブのルートに配置しないといかんという制限があるので、仮想ドライブを指定するコマンドを書いた、下記のバッチファイルを作ってxammpディレクトリと同じディレクトリに置いて、開発時に実行してます。

rem connect current directory to x: drive subst x: "%cd%" exit


追記(2008/12/17)

さっき、この追記を書き終えたところで、さあ更新しようと思って、フォームからフォーカス外すために適当なとこクリックしたら、ちょうどそこがリンクになってて、追記分まるまる消えましたよ・・・。もうやる気ないんで、雑な書き方で。箇条書きって楽だなあ。

  • PHPが原因じゃないかとC#で試すもWeb参照でエラー。なんでや。
  • soapUIを発見。試してみるとrecordDataにデータ入ってる!
  • どうもrecordDataは<!CDATA[[]]>に囲まれて返ってくる模様。
  • PHPのSoapClientがレスポンスXMLを配列にする時に落ちてるんかな(参考:xml_parse_into_structを使うと、xmlの中のCDATAが消える -OKWave)。
  • ということは、これが落ちないようにするか、配列にする前のXMLをそのまま取得できればOK。
  • 後者ならsimplexml_load_stringでLIBXML_NOCDATAオプション指定で配列に変換。

まだ最後に書いた解決策のどちらも見つけられてないんですが、また、進展があれば、書きます。

新しく記事起こした場合はこの記事にトラックバックしときます。


追記(2008/12/27)

進展があったのでご報告。ようやく書誌情報にアクセス出来ました。

まず、前の追記に書いていた、配列にする前のXMLを取得する方法がわかった。

SoapClient->__getResponseで最後のレスポンスを文字列で取得できる。てっきりこれも配列で返ってくると思ってたよ。

上のコードの例だと、$client->searchRetrieveOperation($req);のあとに、

$xmlstr = $client->__getRenponse();

で、レスポンスXMLを文字列として取得できる。

こいつをsimplexml_load_stringでCDATAをテキストノードに展開しつつ、配列に変換する。(参考:SimpleXMLでCDATAを取得したいときはLIBXML_NOCDATAを使う – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」)

$r = simplexml_load_string($xmlstr, 'SimpleXMLElement', LIBXML_NOCDATA);

これをprint_rで見てみると、

SimpleXMLElement Object ()

あれ?パースエラーかなーなどといろいろ調べてみると、パース自体はできてるけど、ルート要素と名前空間が違う(あるいは名前空間が指定されてる)要素は、SimpleXMLElement->children()で名前空間のURIを指定してアクセスしないといかんらしい。(参考:.☆★ ステレオタイプラボ ★☆. [php]simplexml_load_fileでうまくパース出来ない、なんて事はない。& 正解とお手軽方法)

名前空間を指定する:を別の文字に置換しちゃうという手も魅力的だけど、まあ正攻法でやってみる。

先ほどの$xmlstrをprint_rで見てみると、こんな構成になってる。

<soapenv:envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <soapenv:body> <searchretrieveresponse xmlns="http://www.loc.gov/zing/srw/"> (レスポンスされたデータ本体) </searchretrieveresponse> </soapenv:body> </soapenv:envelope>

よって以下のコードでsearchretrieveresponseにアクセスする。

$srr = $r->children('http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/')->Body->children('http://www.loc.gov/zing/srw/');

これですべてのレコードにアクセスできるが、個々の書誌情報がはいってるrecordData要素には、書誌情報のXMLがCDATAとして入ってる。このままだとアクセスしにくいので、これも配列に変換する。例では1つめのレコードの書誌情報をrdに入れている。今回はLIBXML_NOCDATAは(たぶん)いらない。

$rd = simplexml_load_string($srr->searchRetrieveResponse->records->record[0]->recordData[0]);

で、さらにこの中身はルート要素と名前空間が違うので・・・

$dc = $rd->children('http://purl.org/dc/elements/1.1/');

で、ようやく書誌情報にまともにアクセスできます。めんどくせー!

で、上記の方法で取得してみたデータのサンプル。(クエリは$q = ‘(isbn = 4000074628) AND (dpid ANY “zomoku”)’;に変えてる)

SimpleXMLElement Object ( [title] => クマムシ?! : 小さな怪物 [creator] => 鈴木忠‖著 [description] => Array ( [0] => 本体価格 : 1300円 [1] => シリーズよみ : イワナミ カガク ライブラリー ; 122 [2] => シリーズ : 岩波科学ライブラリー ; 122 [3] => 形態 : 112p ; 19cm [4] => 出版地 : 東京 ) [publisher] => 岩波書店 )

ほとんどdescriptionにフィールド名とデータをまとめていれちゃってるという、なめてんのかってデータですね(スキーマがdcだからか?また追って調べます。今日はもう疲れた。)。

図書館とゲーム。

米国図書館協会(ALA)が、2008年11月15日を「図書館でゲームをする日(National Gaming Day @ your library)」と定めました。全国の図書館で同時オンラインゲーム大会を催すほか、ボードゲーム出版社が全国の図書館に寄贈してくれるボードゲームを使い、各図書館内での大会を催すよう促すとのことです。ウェブサイトには、ALAがなぜ、図書館でゲームをすることを推進しているかを、以下のような疑問に答えるという形で説明しています。

11月15日は「図書館でゲームをする日」(米国) | カレントアウェアネス・ポータル

カレントアウェアネス・ポータルを見てると、アメリカの図書館で、ゲーム、それもビデオゲームを取り入れる動きが多い。割とコアなゲーマーである私から見ても「図書館にゲーム?」とちょっと疑問に思っていた。

上記記事の元記事「I Love Libraries – National Gaming Day @ your library」で、「なぜALAは図書館でのゲームを推進するのか(Why is the American Library Association promoting gaming in libraries?)」を、Q&A形式で簡潔に書いてくれてあるので、要訳(超訳?)する。なお、質問文の訳は上記記事より引用している。


1. 図書館は本と読書の場所ではないのですか?

現在の図書館は本のためだけのものではありません。CDやDVD、その他の電子的/オンラインリソースと同様に、ゲームは図書館のサービスの一環を担うものです。

2. テレビゲームは一時の流行ではないのですか?

ゲームはすでに30年以上にわたってポピュラーでありつづけています。0〜40歳代はゲームとともに成長してきましたし(ゲーマーの平均年齢は35歳!)、それ以上の世代も以前よりゲームをするようになっています。

3. なぜ子どもは図書館でゲームをすべきなのですか?

図書館は安全で非営利な場です。図書館において、子供は友達と社交的になり、本やライブラリアン、知識に囲まれた環境でゲームをすることとなります。図書館でビデオゲームをプレイすることは、多様な仲間に興味を持たせ、専門技術を他の人たち(大人も含む)と共有し、ゲームと学習のための新たな戦略(strategy)を開発させるのです。

4. ライブラリアンはどのように、子どもにふさわしいテレビゲームを選んでいるのですか?

図書館で購入するゲーム、「ファミリー・フレンドリー」か検討されます。ゲーム選びにはESRB(娯楽ソフトウェア審査委員会)がガイドとして使用され、ライブラリアンはおすすめのゲームについて、子供たちに紹介する前に、広範囲にしらべ、プレイします。図書館で使うのに、おすすめするゲームは、社会的な要素、人々がともにそのコンテンツを囲むような、他の人とプレイしたときにより楽しい体験ができるような要素を持っています。

5. 図書館でゲームをすることで、子どもは何を学ぶのですか?

ビデオゲームは子供たちに、図書館の安全な環境で、読み書きやコンピュータの使い方を練習する機会を与えます。ポピュラーな(本当に子供たちが好んでプレイする)ビデオゲームは直接的に興味を惹かせ、成功や「レベルアップ」のために勤勉にさせます。これらのゲームをプレイする間、子供たちは恒常的に新しい戦略を開発し、実現可能な結果を予測し、複数のリソースを管理し、地図を解読し、複雑な統計を追い、ますます難しいレベルへと適応してゆきます。彼らは基本的な読解を越えた、メディアリテラシーを学ぶのです。


1.2.は旧来的な図書館の機能(資料のアーカイブと提供)から、3.4.5.は子どもたちのコミュニケーションと学習の場としての図書館の機能からゲームを見ている。

1.2.はまあ当然っちゃ当然の話で、ファミコンのカートリッジコレクションがオークションに出品されたなんて話を聞くと、これは図書館が買うべきだろ!などと思っていた。早くしないと二度と収集できないぞ。

で、まあ最近の動向のキモは3.4.5.で言ってるような、場としての図書館の話だろう。たしかに、自分の身を振り返ってみても、ゲームを通じて友達(いつもはあまり遊ばない子も含む)と遊んだり、漢字や効率的な戦略の立て方なんかを学んだ経験があるし、演出や音楽から受けた感動は今でも影響を残している。今の世代でも、道ばたでDSを持ち寄って遊んでたりするし、DS鬼ごっこ(一次ソースはリンク切れ)なんて創造的すぎる。

しかしゲームには、暴力的な内容を過剰に含んでいたり、時間やその他のリソースを割きすぎてしまうおそれもあるため、それを図書館というある程度のコントロールが可能な場で提供するというのは、うまくやれば非常におもしろそうな話である。日本でそのままできるかはともかくとして。


で、結局どんなゲームが選ばれてるんだろう。リストとかないのかな。二次戦ものFPSのマルチプレイ(ようはリアルな戦場を舞台に実在の兵器で撃ち合うわけです)とかだったら笑う。「地球防衛軍」の二人プレイなんかはめちゃくちゃおもしろいけど、公共の場でやるもんじゃないな。そうすると結局、アナログゲームやそれのビデオゲーム版(桃鉄とかね)が無難だろうな。モノポリーなんてちょうど良さそう。

補記(2008/11/24)

全米「図書館でゲームをする日」が終了 – 日本でも山中湖情報創造館が実施 | カレントアウェアネス・ポータル」によると、全米トーナメントが行われたゲームは「Rock Band」「ダンスダンスレボリューション」「大乱闘スマッシュブラザーズ」の3つ。Rock Bandは日本未発売だけど、まあギターヒーローとかと同系統のもののようです(参考:ロックバンド (音楽ゲーム) – Wikipedia)。やっぱりみんなで盛り上がれるようなゲーム揃いですね。

また、同記事からリンクされている「丸山高弘の日々是電網 The First. : 図書館でゲームをする日 (GAMING DAY)」では、「なぜALAは図書館でのゲームを推進するのか」の全訳があります。

公共図書館とNaxos Music Library。

高山市図書館が、音楽のストリーミング配信サービスを導入したと、複数のメディアで報じられています。ナクソス・ジャパン株式会社が提供する「ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)」を導入したそうです。

なお同様のサービスは、岐阜市立図書館でもすでに導入しています。

高山市図書館、音楽配信サービスの提供を開始 : カレントアウェアネス-R

私も愛用のNaxos Music Library。ナクソスの名がついてるけど、BISやHänsslerほか89のレーベルが参加、20000枚以上のアルバム(しかも随時追加)が、月額1890円で自由に(ストリーミングで)聴けるサービスだ。

一部の大学図書館が導入してるのは聞いたことあったけど、公共図書館でも導入してるんだなあ。しかも館内利用じゃなくて、利用者が来館して利用票を発行、自宅等から2週間利用可能、という形態。

自宅で利用できるというのはヘビーユーザーには嬉しい限りだが、公共図書館のサービスとしてはちょっと敷居が高い気もする(それでも、通常の視聴覚資料の利用より楽な気もするが)。館内で音楽関係の本を参照しながら聴けると便利だろうと思うが、長時間のPC独占を誘発しそうな気もする。(ネットで得られる情報では、館内で利用できるかは書かれていない。利用票発行を受けて館内PCから利用することはできるかも。)

ITmediaの記事によれば「高山市図書館がナクソスに支払う年間利用料はCD約30枚分」とのことで、CD1枚分がナクソス価格ではないだろうから、多めに見積もって年間10万円くらいか。個人での利用が年間2万円強であることを考えると安い気がする。

「日本の図書館」によれば、高山市図書館の2005年度決算(これより新しいデータは見つからなかった)での資料費は以下のようになっている。

資料費:31,382千円

うち図書費:28,646千円

うち雑誌新聞費:1,159千円

うち視聴覚資料費:1,317千円

日本図書館協会図書館調査事業委員会「日本の図書館 2007 : 統計と名簿」 日本図書館協会, 2007.

(レイアウトは変えてます)

ここから考えると・・・

  • 資料費におけるNML利用料の割合:0.3%
  • 視聴覚資料費におけるNML利用料の割合:7.6%

となる。AV資料の7.6%というのはちょっと多い気もするが、全資料費の0.3%なら、まあ問題ないんじゃない?という印象。

継続利用するとどうか考えてみると、仮に10年間利用するとして100万。その分を全て1枚1000円のナクソスCDにつぎ込んでもわずか1000枚である。玉石混淆とはいえ20000枚以上の資料を提供できるというのはなかなかに魅力的だ。

ただ、電子ジャーナルと同じで、なんらかの理由でサービスを打ち切る(られる)と、図書館には何も残らない。アーカイブとしての役割はないので、AV資料購入の代替ではなく、データベースサービスの一環として捉えた方がよさそう。


追記(2009/02/09)

図書館流通センター(TRC)の「TRCおすすめのオンラインデータベース一覧」によれば、NMLの利用料金は5ライセンスで年額10万円。200ライセンスまでの契約があって、1ライセンスあたり年額1〜2万円。個人ユーザと同じかやや安い、くらいの値段設定ですね。

図書館に2ちゃんねる。

前回の記事のコメントにある、トルコ石の調査をしててふと考えた。

図書館(主に大学図書館を想定している)で利用者向けに2ちゃんねるビューアWikipediaの記事)を導入できないだろうか。

いや、割とまじめな話ですよ。

2ちゃんねるの情報はネットにあふれる情報の中でも、信頼性の低い部類に入るだろうし、学術情報とはいえないものが多数を占めているから、図書館が扱うものとは考えられていないかもしれない。しかし、サブカルチャーやネットを対象とした研究であれば重要な情報源になりうるし、何よりあれだけ広範で膨大な情報にアクセスできないというのは図書館としてどうよ、とも思う。

信頼性や情報の種類に関して言えば、たとえば、図書館の端末からは信頼できるデータベースにしかアクセスできないようにしたとして、それで十分に情報へのアクセスが保証されているといえるのかを考えてみれば、2ちゃんねるだけ特別なわけではないことがわかると思う。

一方、情報の広範さ・膨大さについては、ネットにあまり情報がない事柄を調べてみるとよくわかる。他のサイトに載っていないような細かな事でも、検索にひっかかってくる経験は、割と多くの人にあるんじゃなかろうか。

しかし、そうした場合、ほとんどがdat落ち(参考)していて読むことができない。運良く誰かがミラーやまとめを作っていたり、Googleのキャッシュに残っていれば読むこともできるが、古くてマイナーなスレではそれもあまり期待できない。

2ちゃんねるのヘビーユーザーなら、ここで個人的に2ちゃんねるビューアを導入するわけだが、Google等で引っかかった時しか見ないようなユーザーであれば、普通諦めてしまうだろう。私も何度か経験している(そして、毎回導入しようか迷う)。

そこで、図書館で2ちゃんねるビューアを導入し、dat落ちしたスレが閲覧できるようになれば、貴重な情報や情報へのとっかかり(これが特に重要)へのアクセスが可能となるわけだ。

2ちゃんねるビューアの導入には金がかかるが、個人で申し込む場合、年間で33.00ドル。ちょっとした学生用図書1冊分の値段である。電子ジャーナルの購読料と比べたら月とスッポンである。

団体で申し込むと料金がどうなるかはWebには記載されていない(今までそんなケースなかったのだろう)から、図書館が導入する場合にどれくらいのコストがかかるのかは未知数だけど、もしかしたら、特定の端末1台にのみ導入して、同時に1人しか使えないようにしたら、個人の場合と同じ料金でいいかも知れない。

まあ、迷惑な利用(dat落ちしたスレを大量にダウンロードするとか)を触発するおそれもあるし、やりにくい理由はいろいろあるだろうけど、なかなかに意味のあることだと思うぞ。

図書館と映像・音楽資料

公共図書館や大学図書館にAV資料コーナーというのがたいてい設置されているのをご存じだろうか。そこでは、図書館が所蔵する音楽・映像資料(以下、AV資料)、平たく言えばCDやDVDを鑑賞できる(「なぜか」貸し出しはできない場合がほとんど)。

しかし、多くの図書館ではAV資料の所蔵があまりにも貧弱である。芸術分野の専門図書館ならまだしも、一般の公共図書館や大学図書館では、本とは比べ物にならないほど資料数が少ない。

その要因として以下のものが考えられる。

1.図書館と民間のレンタル業との住み分け

AV資料は、本とは異なり、図書館で大量に蓄積・公開・貸与する伝統がないこと、一方で、民間企業が有償で貸与する伝統があること、が挙げられる。現在の状況で、図書館がAV資料を充実させるため、最新のCDやDVDを大量に所蔵・公開・貸与などを行えば、レコード会社やレンタル事業会社などから大きな反発が起きるであろうことは想像に難くない。

2.メディアの寿命

VHSやLPなどのアナログメディアの劣化は、無視できるレベルではないし、CDやDVDのようなデジタルメディアでも、寿命は100年未満といわれる。保存状態がよければ数百年単位で保存可能な本とは状況が異なる。

(メディアの寿命としては社会的な面もある。つまり、新しいメディアの登場で、それまでのメディアの利用が非常に少なくなってしまうのだ。これは図書館が所蔵すべき理由の一つでもある。LDでしか発売されなかった作品など、一般には入手・閲覧が難しいだろうから。)

3.複製の容易さ

現在では新しい音楽・映像資料のほとんどがデジタルメディアで提供されるため、複製が容易となり、貸出しにくいという点もある。民間のレンタル業は見て見ぬふりだが、本の複写もたびたび問題となる図書館では難しいだろう。

図書館がAV資料を所蔵する意義

それでも、図書館がAV資料を所蔵するのには大きな意味がある。

DVDの登場で、古い映画、マイナーな映画はDVD化されることなく、姿を消しつつある。また、DVD化されたところで、1年〜数年で絶版となり、手に入らない場合も多い(こうした状況は本でも同じ)。

本の場合、こうした場合にはどこかの図書館から取り寄せるか、最後には国立国会図書館で閲覧か複写依頼をすれば9割以上の本は読めるだろう(自費出版や同人誌はまた別)。しかし、AV資料は所蔵が少なく、網羅的に収集している館もない。また、館外への貸し出しや相互貸借も行っていなかったりと、状況は圧倒的に悪い。

もちろん、民間のレンタル業の利益を侵害するのはよろしくないので、1タイトルを複数持たない(本で言う複本を持たない)、発売後一定期間を超えるまでは提供しない、あるいは貸出しない、などの措置は必要となるだろうが、それでもアーカイブとしての役割は十分果たせるだろう。

過去の隠れた名作・迷作が、完全に消えてしまわないうちに、収集をはじめなければならない。

ちなみに、過去にも書いたが、レンタルビデオ店の分類はひどすぎる。実際に本格的なAV資料の提供を行うなら、分類や検索の方法も新しく考えねばならない。もっとも、芸術分野の専門図書館ではすでに行っているのかもしれないが。

本においても、いまだに漫画などは図書館での所蔵は少ない。このことについては、また日を改めて。

Webcat PlusからMILAI蔵書検索。

Grease Monkey用スクリプト第3弾。

Webcat Plusの詳細表示から、MILAI(三重県図書館ネットワーク)の蔵書検索へ飛びます。ISBNの表示があるもののみ。

せっかくなんで、普通の所蔵情報表示のアイコンとかを流用さしてもらいました(笑)。

Webcat Plusは本探すのに便利だけど、所蔵情報があるのは(ほとんど)大学図書館だけで不便だったので作ってみました。

ヒットしなければ非表示にできたりするといいのですが、技術力と気力が足りません・・・。

なお、今回楽するためにPlatypusを使ったので、Firefox+Greasemonkey+Platypusが必要です。

aタグのリンク先を書き換えれば他の蔵書検索などにも応用できるはずなので、どうぞご自由に。

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