「万華鏡の視覚」展に行ってきました

この土曜〜月曜は所用で東京に行ってました。

で、せっかくなので森美術館でやってた「万華鏡の視覚」展を見てきました。前にも書いたけど( 『「版」の誘惑展』に行ってきました。)、美術館でいいもの観ても、忘れちゃうのでメモメモしときます。

各作品の終わりにつけたリンクはloftwork.comの『万華鏡の視覚』展フォト&ブログレポートによる各作品の写真。

ジョン・M・アームレーダー「グローバル・ドームXII」(2000)

暗い部屋に吊されたミラーボールが12個(6個×2列)。普段、大音響の空間での盛り上げ役であるミラーボールが、整然と並び、静かに光を反射している。壁にうつる小さな光点は微生物のようにも見えた。

ジム・ランビー「ゾボップ・ゴールド」(2000)

床1面にビニールテープを張りつめ、縞を基調とした幾何学模様を描いたもの。新日曜美術館アートシーンでみた、原美術館の「ジム・ランビー/アンノウン・プレジャー」展が見たかったなあ、と思った。

スゥ・ドーホー「門」(2003)

透ける素材の薄い水色の布を縫って、立体的に形作られた、中国風の門(作家の実家の門だとか)。細かい意匠まで丹念に作ってある(めんどくさそう!)。たぶん実物大くらいで、かたちもリアルなんだけど、透けて見えるし浮いてるしで非現実感がある。なんとなくSFぽい。

マシュー・リッチー「家庭菜園」(2001)

いろんな素材に描かれたおなじモチーフ。彩度低めの陰影のない色で描かれた、抽象化された自然物の集合みたいなもの。そこに光合成やセントラルドグマの式が、ホワイトボードの走り書きみたいに描かれてる。今回の展覧会で一番好き。理系好みですかね。

ポール・ファイファー「生きている悪霊(Live evil)」(2002)

4×3cmくらい?のちっちゃいディスプレイが壁に設置されてる。そこに白黒の、なんか気持ち悪い、人形というかほんとに悪霊みたいなものがうねうねと動いてる。なんだかすごく気持ち悪い。が、種明かしをすると、マイケル・ジャクソンのダンスのビデオを加工し、体の正中線から半分をもう半分にコピーしたものらしい。単純な処理がめざましい効果を呼んでて面白い。ディスプレイが小さいからか、ビデオ特有の質感がなく、現実感がある。これも「家庭菜園」と並んで好きだなあ。

  • (写真なし。残念。)

以下、帰りにミュージアムショップ(六本木ヒルズ アート アンド デザイン ストア)で買ったもの2つ。リンク先は作家のWebサイトの該当ページ。

seto 「Eater-bean(S) light-gray」

口を開けた姿がかわいい!閉じてもかわいい!

furnish 「ring+」

フェルトでできた指輪。収納されてる姿がかわいい!出してもかわいい!


・・・結局、美術館に行っても、かわいいもん買って帰るのか、わたしゃ。