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2006年6月のアーカイブ

アー!ヴェー!マリィィアー!

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月29日 11:11 PM
  • 未分類

最近NML(Naxos Music Library)ではまっているアルバムがあります。
「黒い聖母 - モンセラート修道院に伝わる巡礼の歌集 他(Black Madonna 8.554256)」です(リンクはアマゾンの輸入盤のページ。)
なにがすごいって、1曲目。
いかにも古楽風な舞曲で、盛り上がってきたところで、合唱(というか村人有志!という感じ)が「アー!ヴェー!マリィィアー!」と、何度も高らかに叫ぶ!
信仰にもいろんなかたちがあるんだ、とMarieの奏でる音楽みたいな事を思いつつ、はじめはあまりのギャップに笑って聴いてたんだけど、もうそのうち聴き手もノリノリになってきます。変拍子かっこいいし。
他の曲もしんみりしたり、元気になったり、とにかく素晴らしい選曲と演奏。つのだたかしさんがやってるタブラトゥーラが似た感じかな?曲によってはICOの音楽好きなら好きだと思う。
いやあこんな美しく楽しくかっこいい音楽はひさびさです。うはうは。

「Yahoo!風」の図書館サイトはどうだろう

最近、授業で読んでいる文献で、図書館のサイトの利用が(学生を除いて)少ない、という記述がよくでてくる。
もう一つ、私は普段よく行く県立図書館について、閉架でいい本がたくさんあるのに、キーワード検索やNDC指定の検索しかできない、というのはとてももったいない、と思っていた。
そこで、こんなのを考えてみた。
トップページは一言でいえば「Yahoo!風」。
つまり、よくあるポータルサイト風。
上の方には簡単に検索できる検索窓があり、その下に特集ページ – 例えば月ごとにテーマを決めて本の紹介など – へのリンクがあり、その下にはカテゴリ別のリンクがある。
カテゴリはNDC(日本十進分類法)をそのままつかってもいいだろう。カテゴリ名をクリックすると、サイトへのリンクのかわりに、その図書館が所蔵している本のリストが表示される。貸出数の多い順などで並べるとよいだろう。もちろんより細かい分類をクリックすれば、どんどん本は絞られてくる。一般のポータルサイトが提供するリンクより、NDCによる分類のほうが、ヒット率は上回るだろう。
ここから予約が出来たり、配架場所(詳しく!)がわかったりはまあ当然として、本の表紙画像と、内容の概要、目次が見られれば言う事はない。図書館内の端末なら、書庫出納が申し込めればなおよし、といったところか。
表紙画像、概要や目次は、作成するのが大変かも知れないが、amazonにできることが出来ないとはいわせない。amazonの情報はMARCに依っている場合もあるのだからなおさらだ。あとは全国的な図書館のネットワークを利用するんですな。
これだけのサイト(画像、概要、目次以外は、それほど手間のかかるものではない)を持てば、図書館利用の量・質ともにいくらか向上するのではないかと思うが、どうだろう。
(あと、あんまり関係ないが、ILL(図書館間貸借)がWebから申し込めないのも不便で仕方ない。それをやりだすと、手間が増え、予算も圧迫するからだろうが、だからってなあ・・・)

カストラートとカウンターテナー

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月27日 1:27 AM
  • 未分類

最近、久しぶりに映画「カストラート」を見た。
ご存じない方もいるかと思うが、カストラートとは変声期前の男子を去勢することにより、変声を回避し、高音域まで発声可能となった(させられた)歌手の事である。
この映画、昔見た時から好きで、DVDがレンタルショップに並ぶのを待っていたのだが、どこ行っても見当たらないので、我慢ならず数ヶ月ぶりにVHSを借りてきた(笑)。
作品は、もっとも有名なカストラート「ファリネリ」の生涯を描いたもので、映像・衣装の壮麗さと、歌唱シーンのすばらしさは特筆すべきものである。この映画について詳しくは次の機会に譲るとして、音楽について述べたい。
当然ながら、現在カストラートは存在しないため、この映画では声の特性が似たソプラノ歌手とカウンターテナー歌手の歌声を合成・調整した音が使われているらしい(Farinelli、il Castrato (Original Motion Picture Soundtrack) [Import from France]※映画のサウンドトラック)。これが見事なもので、不自然さは全くと言っていいほどない。少なくとも映画を見ている時は、俳優の名演も相まって、自然に感動してしまう。
しかし、この歌声はカストラートの声というより、高音の出るカウンターテナー、といった趣だ。唯一残っている本物のカストラートの録音(Moreschi – The Last Castrato)を聴く限りでは、むしろ「太めのおばちゃんの声」に近い印象を受ける。もっともこの録音は歌手の晩年に録られたもので、録音状態も悪く、どこまで「カストラートの歌声」として認識してよいかは疑問が残る。
とはいえ、資料的価値はともかく私はこの「合成カストラート」の声が大好きだ。おかげでカウンターテナーも好きになり、ジェラール・レーヌ氏の演奏会でペルゴレージの「サルヴェ・レジナ」という名曲にも出会えた。
で、NMLでカウンター・テナーの録音を探していたのだが、Matthew White という歌手にとても惹かれた。見た目はアメリカの学園ドラマにでてきそうな風貌だが(笑)、歌声は素晴らしい。女性的でも男性的でもなく「カウンターテナー的」な声質と、丁寧でキレのある歌い方に好感を感じる。
White氏の録音をいろいろ聴いていると、どうも映画「カストラート」の合成音声によく似てるのだ、という事に気づいた。どうりで好きなはずやわ(笑)。
このWhite氏、まだあまり有名ではないみたいだが、極東の地で密かに応援してるから頑張って!!

昔の自分、今の自分。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月24日 1:43 AM
  • 未分類

今日、ふとした事から、自分が昔作った曲(といえるものでもないが)を聴き返していた。なかなかおもしろかったので、気づいた事でも書いておこう。
まず、おもしろいのが、その時好きになった曲の影響だ。
一番影響が大きいのがゲーム音楽(そもそも昔の曲は、ゲームを作るために書こうとした曲が多い)。FF8を聴けば5拍子のオケ曲を書こうとし、サガフロ2を聴けば管楽器やピアノで細かい音符を置く。あまりにもそのまんまで笑ってしまうのだが、後の曲でそのエッセンスが生かされていたりしておもしろい。
次に、楽器法がおもしろい。
当時の作曲は楽器で演奏することを前提しておらず、MIDI音源(RolandのSC-88Pro)による演奏で完結するため、無茶な編成や、音域・書法の無視などし放題なのである。しかし、これが意外とまとまっていて、ゲーム音楽的世界を出している。
最後に、対位法・和声法がおもしろい。
和声を学ぶ前に書いた曲が殆どなので、かなり気持ち悪いハーモニーが多い。さらにメロディのハモりは下3度が殆どという思い切った作り。一方で、テンションの入った和音や、カデンツに縛られない進行が、新鮮。
何より驚いたのが曲数(というかファイル数)だ。8小節から100小節近いものまで様々だが、最盛期には1年に100近いファイルがある。今年に入ってからメモ程度でも作曲したのが1つ2つしかないことを考えるとこの量は驚くべき事だ。
学ばなければ作曲できない、と思いこんでしまっている今の自分に、昔の自分の曲は、新鮮で自由に見えた。もう一度、かつてのように自由に、試行錯誤しながら曲を書いてみようか。今の自分の感性と少しの知識で。

デジコレ。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月23日 1:52 AM
  • 未分類

イマフウな商品名(シリーズ名?)みたいなタイトルですが、デジタルコレクションの略で、わりかし固い話です。
まあ、要するにいままで、デジタルでないメディア(主に紙媒体)をデジタル化して保存・利用する事で、色々各地で行われているわけですが、今回は有名なグーテンベルクを。
「グーテンベルクの42行聖書」は、西洋初の活版印刷製品として有名で、世界に数百冊残ってます。今回紹介するのは、丸善がバブル期に購入したものを慶應義塾大学が買い取ったもの(7億くらいで買ったらしい・・・)。それの、高解像度写真がネットで見られます。以下のリンクへどうぞ。
http://www.humi.keio.ac.jp/treasures/incunabula/B42/keio/vol_1/contents.html
こういう「遠近感のない」写真をとるためには、特殊な技術(機材も?)がいるらしく、なんたらコンテンツいう会社が請け負っているらしい。
デジタルコレクションとはちょっと趣が違うけど、京都の平等院の仏像の高解像度写真も公開しています。(IEとプラグインが必要)
http://www.byodoin.or.jp/pfutest/va/v-3.html
さらに関係ないけど、我が敬愛する指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏の公式サイトにある写真はやたら解像度が高いです(笑)。
http://www.paavojarvi.com/
もう完全に本筋から離れたから書くけど、有名なヴィオラ教本の著者Hans Sitt氏って、1922年に亡くなってるんですね。どこかに楽譜転がってないかな・・・3000円以上した教本、なくしてしまって・・・。
http://de.wikipedia.org/wiki/Hans_Sitt

黙祷。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月21日 1:57 AM
  • 未分類

遅ればせながら、岩城宏之さん、ご冥福をお祈りいたします。
にわかクラシックファンの私は、それほど岩城さんの事を知っているわけではなかったのですが、音楽もののエッセイと黛敏郎作品の録音で、身近に感じている指揮者の一人でした。お顔を拝見したことはなく、エッセイの文体から、なんとなくお若い(50才くらい)イメージがあったので、訃報には驚きました。
NHKでやっていたドキュメンタリー番組では、昨年末に行われたベートーヴェンの全交響曲演奏で、病と老いをいっさい感じさせない姿を見せていました。ものを飲み込む事も、歩く事も意識して体を動かさないとできないが、指揮だけは何も意識しないでできる、という言葉が印象的でした。
ちょっと話は離れますが、ベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章(いわゆる「歓喜の歌」です)についてのお話が興味深かったです。いわくあの楽章は「お祭り」で「俗的」であり、それがゆえに「世界中でベストセラー」となった、という。深淵なメッセージではなく、誰でも歓喜できるお祭り、それがあの第4楽章の神髄なわけです。これはいわば、深淵だが限られたものにしか悟りが得られない禅宗に対する、俗的で誰でも成仏できる浄土真宗みたいなものです。
これが「有名だし、やたら明るいし、わかりやすいのになんで感動するんだろう」という私の疑問に明確な回答を与えてくれたように思います。
もっといろいろお話をききたかったです。今は、残された演奏と著作から、岩城さんの声を聴こうと思います。

年をとると、自分が理想的な人間でないことに気付かされます。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月17日 3:54 AM
  • 未分類

所属しているサークルに、嫌いというわけではないけど、どうも話してるとイライラする後輩がおります。
まあ、色々理由は考えられるんだけど、どうやら一番私の気に障るのは「ため口」らしい、と最近気付いた。
2つ下の後輩だから私とは2〜3年違うわけだが、はじめっからため口。少なくとも、私の同世代以下に敬語、あるいは丁寧語を使ってないようだ。
だからといって、言葉遣いを改めるよう指摘するのもどうかなと思ってしまう。「ため口でも話せる気さくな先輩(笑)」を理想とする私にはとてもそんな事は言えない。でも、ため口で構わないと思いこみたくとも、感情はそうはいかんのだなこれが。
私自身、敬語表現には気を遣ってるので、人のも気になるのかも知れない。たぶん気にならない人には気にならないのだろう。でもやっぱり、日本において、同世代でもめちゃめちゃ親しいわけでもないのに、ため口ってのはどうなんだろう、と個人的には思います。

卒論?車校?いやいやヴィオラです。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月13日 11:47 PM
  • 未分類

卒論用の文献(英文)をとりあえず1つ読み終わり、車校も3回場内教習を終えて、いろいろ書くことはあるものの、とりあえずヴィオラの話題から(笑)。
まず、7/6(木曜日、なんでや!)に愛知芸術文化センターで、モーツァルトの「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏曲」が演奏されます。え、そんな曲あったっけ・・・?なんでも、未完の曲を現代の日本の作曲家(三枝成彰氏、私はよく知らない)が補筆・完成した曲らしい。ヴィオラ好きで秘曲好きな私としては是非聴きたいと思うところだが、三枝氏いわく「はじめの方は”和風”」らしいので(今日の新聞記事より。紙名は失念。)、ちょっと迷っているところ・・・。
で、いろいろググってたらモーツァルトの「クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲(ケーゲルシュタット・トリオとも)」なる曲を発見。なんてマニアックな(笑)。私と兄と父でちょうど弾ける編成なのでびっくり。
で、この曲、結構有名らしく、R.シューマン、ブルッフらが同じ編成で曲を書いている。ドビュッシーの「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」みたいなもんですな。NMLでちょろっと聴いた感じでは、ブルッフの「8つの小品」がいい感じです。楽譜を探さねば。

悩ましい・・・。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月11日 10:33 PM
  • 未分類

悩んでおります。
さかのぼる事、先週の水曜。楽譜浄書ソフト作成のために、楽譜浄書に必要な知識を得るため、論文を検索。結果、見つかったのが・・・
 平賀譲「楽譜正書のためのアルゴリズム(I) : 音符の形状構成」
 (図書館情報大学研究報告第7巻1号,1988,pp.75-88)
これが、英文なんだけど、おもしろくて。
内容は表題のままなんですが、英文の論文でも苦にならずこんなに楽しく読めた(まだ途中だけど・・・)のは初めてでした。
それで、こんなのも図書館学なのかと思い、図書館学の某S先生に相談したところ、卒論にできるかもという話にまで発展。それで、いろいろ見てたら、これこそ私のやりたいことでは、と思うに至ってしまったわけです。
で、大学院を調べてしまったわけで、図書館学を院でやってるのは、慶応義塾、愛知淑徳、そして筑波の3つのみ。上記の論文を書いた平賀氏は、図書館情報大学に所属していたわけだが、合併により筑波へ。これはもう、筑波しかないんじゃ・・・。
というわけで、筑波の大学院を受けてしまうかもしれません。K女史とおもいっきりかぶってしまうわけですが(笑)。まあ専攻は違うから大丈夫か。あー、もし行けたら伊勢管もおあずけだなー。申し訳ないな。
まあ、とりあえず、先生に相談してみようか。

ヤマハ、ヴィオラ用のカーボン弓発売。

  • 投稿者: labocho
  • 2006年6月7日 6:49 AM
  • 未分類

新聞の記事風のタイトルですが(笑)。
ヴァイオリン、チェロに続いて(いつものことです)ヴィオラ用のカーボン弓がヤマハから発売されました。
http://www.yamaha.co.jp/product/strings/prd/concept3/bow/cont05.html
ラインナップは高級品(CBB205)と廉価版(CBB202)の2種。実売価格は20万前後と5万前後。CBB202の方は是非試してみて、よければメインでもサブでも使ってみたい。
ヤマハさん、この勢いでブラヴィオールのヴィオラ作って!!
そうそう、だいぶ前に書こうと思ってたブラヴィオールの試奏レポート。高いのは弾いても買わないので、一番安いV7SGを弾かせてもらいました。弓・ケースありで実売7万という破格のお値段。
試奏した店では、試奏用の弓で弾かせてもらったので、残念ながら付属の弓の性能はわかりません。残念。以下は楽器本体のレビューです。
まず、弾いてみて、音が大きいです。安いヴァイオリンで音が大きいのはよくありますが、割と倍音も多く出ていて、なかなかいい音です。次に、発音のレスポンスや、ディナーミクの反応がよいです。なんというか、弓使いにすごく反応してくれるので、演奏をサポートしてくれるような印象を持ちます。弾いてて楽しい。そして何よりノイズが少ない!!これが、かなりよいです。高級感でます。
悪い点もなくはなく、G線がフォルテでややつぶれます。同価格帯のヴァイオリンに比べれば、格段に強いですが・・・。また、E線の6thくらいからは、やや「コー」というノイズがきこえます。まあ、これは30万くらいのヴァイオリンでも鳴るので仕方ないかと。あと、強いてあげれば、個性はないです。優等生的な「ヴァイオリンの音」。それが好きかは個人の趣味なので。
見てきたようにかなり優秀で、私見では本体価格15〜20万クラスのヴァイオリンと対等に比べられるかと思います。入門用、サブ楽器、楽団所有楽器などとしてオススメ。ヴィオラ弾きの私もかなり欲しいです(笑)。

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